フランスの映画監督のアラン・コルノーが67歳で亡くなったとの新聞報道が昨日出ていました。このところ訃報をきっかけに書くことになることが多いことは悲しいことです。
アラン・コルノーといったら、まず真っ先に思い出すのは、「インド夜想曲」(1988)です。この作品を観たのはずいぶん前ですが、ずっとどこか心に引っかかっていました。いずれ観なおして(読みなおして)みたいと思っていました。
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日本が世界に誇るアニメ監督の今敏(こん・さとし)が亡くなりました。まだ46歳とのことです。
訃報に接して思うところを書いてみます。
監督としての映画作品は次の4本があります。
パプリカ(2006)
東京ゴッドファーザーズ(2003)
千年女優(2001)
PERFECT BLUE パーフェクト ブルー(1998)
どれもを劇場で見たのですが、その世界観に圧倒されたこと ...
今回は少々変わった本を取り上げます。
中山康樹著「ジャズを聴くバカ、聴かぬバカ -超裏口入門編」 2002年
いわゆるジャズレコード業界、ジャズファンのことを書いた評論本?ですが、ここまで書いていいの?というような本音炸裂の痛快作になっています。
中山氏は「スウィング・ジャーナル(SJ)誌」の編集長を過去に努めています。そのSJ誌が今年の7月号を持って休刊となり、63年の ...
中国と日本で愛され数奇な運命をたどった歌とそれを巡る人々の物語です。
その歌のタイトルは「何日君再来(ホーリイチュンツァイライ)」(いつの日君帰る)です。中国では、戦前に上海で活躍し黄金の声と称えられた周璇(チョウ・シュアン)によって歌われたことによって広く知られることとなりました。その後、李香蘭(山口淑子)、戦後は、鄧麗君(テレサ・テン)によっても歌われ広く大衆に親しまれました。現在に至る ...
7月14日付けの新聞の訃報欄を見ていたらアイルランドでJ.P.ホーガン(69歳)が亡くなったという記事を見つけました。まだ現役の作家で新作も読めると思っていたのでショックでした。
J.P.ホーガンは英国のSF作家です。ハードSFと呼ばれる分野がありますが、その代名詞ともいうべき作家です。1978年のデビュー作「星を継ぐもの」は衝撃でした。月面調査隊が月面で死体を発見します。それは5万年も ...
このコラムではある作家の創作による作品を取り上げることが多いのですが、そのような創作物以外にも優れたドキュメンタリーや評論の本がたくさんあって読書の楽しみを広げてくれます。
今回は千一夜物語で知られるアラビアンナイトのお話しです。
といっても、そのお話しそのものではなく、いかにしてアラビアンナイトが生まれて世界に広がっていったかという物語を解説した本からの紹介です。
西尾哲夫著「 ...
前回の続きです。
アメリカの作家エドガー・ライス・バローズ Edgar Rice Burroughs(1875-1950)の作品について書いてみます。
前回は「時間に忘れられた国」について書きましたが、私にとってのバローズは、何といっても子供の時に読んだ「火星シリーズ」というSF冒険活劇小説の作家として永遠に記憶されています。
バローズを語るには個人的な読書体験をまず述べる必 ...
今回はエンターテイメント小説の話です。少し前のことですが、古本屋で懐かしい作家の本を見つけました。アメリカの作家のエドガー・ライス・バローズ Edgar Rice Burroughs(1875-1950)の作品です。
「時間に忘れられた国」(創元SF文庫、原題:The Land that Time Forgot、1918)
実はE.R.バローズにはとても思い入れがあります。大分前 ...
ここでは、歴史的なことを踏まえて書くことが多いので、どうしても昔はよかったというノスタルジックな話になりがちです。個人的にもそのような古典的な作品に愛着があります。そのような文脈では、本やレコードといった「物」への愛着を捨て去ることは難しいことです。しかし、現在の世の中に生きている私たちは、時代にあったスタイルも共存させていく必要があるだろう、というのが今回の主題です。
例で説明しまし ...
書物がいかに人類にとって大切であるかについての物語を前回取り上げました。それらの書物を集めて整理、保管、閲覧できるようにしたものが図書館です。今回は図書館についての雑感を書いてみます。
人類が文明を持つようになり文化が生まれると記録を残したいと思うようになります。それを書物の形として後世に残すことができるようになります。そうすると、その知識の集積体ともいえる書物を一箇所に集めたいと思うよ ...