羅生門 (らしょうもん)
- タイトル:
- 羅生門 (らしょうもん)
- 作者:
- 芥川龍之介
- 日本語 (新字新仮名)
- ジャンル:
- 小説 物語
- 出版元:
- 「帝国文学」
- 出版年:
- 1915(大正4)年11月
- ページ数:
- 8
- 読者数:
- 795
芥川の5作目の短編小説。「今昔物語」から題材を採った平安時代の物語。羅生門とは平安京の朱雀大路の南に位置する門のこと。ある下人が羅生門にたどり着き、途方にくれていた。門の上に上ると老婆が死人から髪の毛を抜いている。悪事であることは明らかであるが、生きるためには仕方がないことと言われ、自身もその老婆の着物を剥いで逃げ去る。理性では悪とわかっていても、生きるためという口実によって堕ちるところまで堕ちる人間の姿を描いている。人間のエゴイズムについて考えさせられる作品。黒澤明監督によって映画化された「羅生門」(1950)も有名であるが、こちらは芥川の「藪の中」を原作としている。