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蟹工船

小林多喜二


ページ数: (64) 読者数: (826) 日本語(新字新仮名)
多喜二の代表作であると共に、プロレタリア文学の代表作となる作品。蟹工船で働く貧しい労働者が描かれる。安い賃金で酷使される工員は、やがて自分達が資本家から搾取されていることに気が付き立ち上がるのであった。この構図は、現在社会でも通じるところがあり、若い世代にも共感を得ている。映画化やマンガ化もされている。 ...
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野菊の墓

伊藤左千夫


ページ数: (31) 読者数: (874) 日本語(新字新仮名)
左千夫最初の小説。舞台は千葉県松戸市の矢切の渡し。15歳の政夫と2歳年上の従姉、民子の儚くも可憐な恋を描いた物語。世間体を気にする大人たちによって二人の間は隔てられ、ついには悲劇的な結末を迎える。美しい田園風景の描写と共に揺れ動く2人の心の動きが繊細に綴られる。運命に戦いを挑むのではく、静かに受け入れる姿勢には日本的な美を感じずにはいられない。夏目漱石も絶賛 ...
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在りし日の歌

中原中也


ページ数: (61) 読者数: (613) 日本語(新字旧仮名)
愛息文也を亡くした悲しみで精神が不安定になり一時療養所に入るまでだったその翌年に刊行を計画した詩集。本書に「亡き児文也の霊に捧ぐ」と記してある。 ...
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恩讐の彼方に

菊池寛


ページ数: (20) 読者数: (847) 日本語(新字新仮名)
市九郎は、主人である中川三郎兵衛の妾であるお弓と密通し、手討ちされそうになる。その際、逆に三郎兵衛を斬ってしまった。その後市九郎とお弓は、茶屋を営みながら人斬り強盗を生業として暮らしていたが、3年目の春お弓の許を離れて出家をし、罪のために全国行脚の旅に出た。 とある地方で難所での事故により亡くなった馬子に遭遇し、その難所を改善して事故をなくそうと考える。地 ...
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おじいさんのランプ

新美南吉


ページ数: (12) 読者数: (861) 日本語(新字新仮名)
南吉の生前に刊行された唯一の童話集に収録された児童文学。ある日、子供が不思議な形のランプを見つけた。それをいじっているとおじいさんがやってきて昔話を始めた。初めてランプを見てこれは便利だと商売を始めた。しかし、そのうち電気がついて、ランプは時代遅れになると知り、あることを決心する。 生きることの悲しみを感じる作品となっている。 ...
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花のき村と盗人たち

新美南吉


ページ数: (39) 読者数: (625) 日本語(新字新仮名)
鈴木三重吉主宰の「赤い鳥」に掲載された童話。花のき村に、かしらと弟子の新米4人の盗人がやってきた。かしらは4人に仕事を命じるが、根が善良な彼らは失敗ばかりしている。そうこうしているうちに、子牛を連れた子供に、子牛を預かって欲しいと頼まれる。人から信用されたことのないかしらは嬉しくなって涙を流した。しかし、子供がいつまで待っても帰ってこなくて、弟子たちと一緒に ...
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風の又三郎

宮沢賢治


ページ数: (25) 読者数: (814) 日本語(新字新仮名)
小さな小学校に、ある風の強い日、不思議な少年が転校してくる。少年は地元の子供たちに風の神の子ではないかと噂される。様々な出来事が起こった後、また風のように去って行く。現実と幻想が交錯するが、宇宙観を感じさせる賢治の他の作品と比べると土着的、現実的な作品といえる。 ...
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イギリス海岸

宮沢賢治


ページ数: (11) 読者数: (471) 日本語(新字旧仮名)
イギリス海岸とは賢治が名付けた国道4号から近い朝日橋の上流にある川原のこと。イギリスの白亜の海岸を歩いているようだと言っている。花巻農学校の教諭時代、賢治は生徒達を連れて、しばしばここを散策して化石などを発見している。 賢治は、鉱物や化石などが好きで自然科学者の眼も合わせて持っていた。 そういった総合的な人格が物語りにも反映されている。 ...
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[雨ニモマケズ]

宮沢賢治


ページ数: (2) 読者数: (1485) 日本語(新字旧仮名)
賢治の没後に遺作のメモとして発見された。一般的には詩として読まれている。賢治の手帳に記されており、賢治の当時の願望が述べられていると言われる。短いが簡潔な表現は多くの人の共感を得てきた。 ...
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山椒大夫

森鴎外


ページ数: (28) 読者数: (724) 日本語(新字新仮名)
平安時代の末期、朝廷の意に反して困窮する農民を救おうとして左遷された父を訪ねる道中で、妻とその2人の子ども(姉弟)は人買いに騙され、母と子どもたちは離れ離れになってしまう。やがて2人は母の居場所を突き止め、自分たちをこき使う領主の山椒大夫から逃れる計画を立てる。1954年、溝口健二監督により映画化されると、ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を獲得するなど、海外でも ...
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