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トロッコ

芥川龍之介


ページ数: (8) 読者数: (958) 日本語(新字新仮名)
小田原・熱海間の軽便鉄道敷設現場のトロッコをめぐって幼い日の思い出を描いた短編小説。8歳の良平は、工事現場のトロッコに興味を持っていた。現場の土工と一緒にトロッコを押して有頂天になったものの、暗くなるので帰るように言われた。帰りは不安で一杯だった。夕闇の中、泣きながら家にようやくたどりつくことができた。大きくなって東京に出てからも、何気ないときにそのときの光 ...
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蜘蛛の糸

芥川龍之介


ページ数: (5) 読者数: (1314) 日本語(新字新仮名)
お釈迦様の思し召しによって、地獄にいる罪人・犍陀多にむけて極楽に昇るための蜘蛛の糸が下りてきた。大喜びした犍陀多は地獄から逃れるべく意気揚々と蜘蛛の糸を昇り始めたが、ふと見下ろすと自分の後から何百何千もの罪人が続いているのを見る。「この蜘蛛の糸は己のものだぞ。」そういった途端に糸は切れてまっさかさまに地獄の底へ再び落ちていく・・・。自分だけが助かろうとする無 ...
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セロ弾きのゴーシュ

宮沢賢治


ページ数: (12) 読者数: (1358) 日本語(新字新仮名)
賢治の童話作品。ゴーシュとは「金星音楽団」という交響楽団に所属するチェロ奏者。演奏が下手でいつも楽長に怒られている。第六交響曲の練習をしなくてはならない。そんなところに毎晩、三毛猫やカッコウなどの動物が訪れ色々な理由を言っては演奏してくれと頼まれる。初めはいやいやだったが付き合っているうちにだんだんうまくなるのであった。 そうして演奏会ではアンコールまで弾 ...
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夢十夜

夏目漱石


ページ数: (31) 読者数: (814) 日本語(新字新仮名)
朝日新聞に連載された小説。現在(明治時代)、過去、100年後と時間と空間を越えた10の不思議な物語によって紡ぎ出されたオムニバス形式の小説。「こんな夢を見た」という書き出しから始まる。少し怖い話、禅を思わせる話、幻想的な話など多様性に富んでいる。有名な夏目漱石の一連の小説とはかなり雰囲気が違っている。他の長い小説は苦手という人は、ぜひ一度読んでみることを薦め ...
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手袋を買いに

新美南吉


ページ数: (5) 読者数: (839) 日本語(新字新仮名)
南吉の死の直後に刊行された童話。母狐が子狐に寒くて可哀相なので手袋を買ってやろうと思う。人間の住んでいる町に行くのだが、母狐は人間が恐ろしい。子狐にあることをして送り出すのであった…. 背景となる雪景色、町の明りの描写が美しい。子供は、ちょっとした失敗をするのだが、それを見逃す人間、他人を信じる子狐の純真さがなんとも微笑ましい。他人をうかつに信じられない今の ...
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藪の中

芥川龍之介


ページ数: (14) 読者数: (955) 日本語(新字新仮名)
今昔物語から題材を得て作られた短編小説。藪の中で起こった殺人事件を7人が証人として話すが、その内容がそれぞれ違っている。結局、どれが本当の話なのかよくわからないまま、真相は文字通りの「藪の中」。矛盾だらけの話の中に人間描写の巧みさが光る作品となっている。本作品を基にした黒澤明監督の映画「羅生門」が1950年に制作され、世界中で高い評価を得ている。 ...
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自作を語る

太宰治


ページ数: (3) 読者数: (601) 日本語(新字新仮名)
太宰治が自作を語る。というより 「自作を語る」 ことについて語る。その時代背景や、とりとめのない太宰の心のうちを読むことができる。最後の一文によってしっかりオチがついている。 ...
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斜陽

太宰治


ページ数: (79) 読者数: (1086) 日本語(新字新仮名)
貴族であった母と娘のかず子は父の死後、生活に困り家を売り伊豆の山荘へ引っ越す。不本意な気持ちで元気のなかった二人だが、だんだんと調子を取り戻してきたところで、麻薬中毒になった弟の直治が終戦により戻ってきて、家族3人の人生が徐々に変化してゆく。斜陽=没落 という言葉も生み出した太宰の代表作。 ...
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草枕

夏目漱石


ページ数: (172) 読者数: (771) 日本語(新字新仮名)
熊本の小天温泉を舞台にして、漱石の考えるところの「非人情」の世界を描いた作品。30歳の画工の主人公が、温泉宿を訪れ、若奥様と出会う。主人公の口を通して語られる独白は、漱石自身の思想の表出でもある。芸術論、東洋と西洋の文化の中での日本、など多くの示唆に富んだ内容となっている。冒頭の台詞は特に有名。その後、多くの知識人によって読み解かれることになった作品。 ...
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倫敦塔

夏目漱石


ページ数: (34) 読者数: (621) 日本語(新字新仮名)
漱石がロンドン留学時代に見た感想を基に書かれた短編小説。ロンドン塔は、英国の歴史の中でも血塗られた過去を持つ特異な存在。漱石は、そこを一度訪れたが、その歴史を想い、現実とも幻想ともつかない雰囲気を味わうのであった。 ...
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